未経験・若手が就職時に考えるべきIT業界とIT職種の違い
自分が話を聞いてきた経験などから、未経験・若手の方が色々な理由でITに関係する仕事への就職・転職を検討する際に意外と抜けがちな視点を紹介します。
それは就職・転職におけるIT業界とIT職種の違いについてです。
明示するとそんなことかという話ですが、意外にここを混同していたり、あまり考慮していなかったりするケースもあります。
よくあるケースだと、開発やエンジニアになりたいということでIT業界への就職を考えているということでIT業界で絞って仕事を探しているんですというケースです。
IT業界とIT職種の違いについて
まずIT業界とIT職種はそれぞれ異なるものを指すものです。
それぞれは同時に成り立つ仕事もありますし、片方だけが成り立つ仕事もあります。
IT業界、IT職種でそれぞれの範囲をどこまでとみるかは人により違ってくると思いますが、就職・転職を考える上で自身の中でこれらの違いと範囲を持っておくことが大事です。
IT業界とは企業・サービスの業種を指すもので、ITに関わる会社の中であれば色々な職種があります。
IT業界として指す場合、その対象はコンサル、Sier、ハード・ソフト関連Web・クラウド関連などITが絡む多種の会社になり、その中で管理職、営業職、バックオフィス職など色々な職種が考えられます。
IT職種とは職種そのものを指すもので、企業の業種は問わずに職種のみを限定する意味合いになります。
IT職種としては、ストラテジスト、プロマネ、SE、プログラマなどIT関連の多様な職種があり、現在ではそのほとんどは様々な業種に存在しています。
IT業界とIT職種の違いの視点
上記の通りIT業界とIT職種はそれぞれ指しており、就職・転職を検討するときにはそのいずれかまたは両方の視点で考えることが大事です。
ざっくりで整理すると、
IT業界で検討=色々な職種が対象、働きたい業界として狙うならOK
IT職種で検討=色々な業界が対象、やりたい仕事の種類で狙うならOK
といった感じでしょうか。
これらをごっちゃにして考えてしまうと、いざ就職して働いてみると思っていたのと違うということになりかねません。
また、改めて自身の希望する就職・転職を業界、職種の視点で広げることで、今までみれていなかった検討先がでてくるなどの可能性もあります。
未経験・若手が就職時に考えるべきIT業界とIT職種の違いまとめ
未経験・若手のときにITに関係する仕事への就職・転職を検討するときに考えておくべき、IT業界とIT職種の違いについてのまとめです。
- IT業界とIT職種は別の視点
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IT業界で検討=色々な職種が対象、働きたい業界として狙うならOK
IT職種で検討=色々な業界が対象、やりたい仕事の種類で狙うならOK
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混同すると就職後に想定と違うということになりかねない
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自身の希望を業界、職種の視点で広げることで新たな検討先がでてくる可能性もある