情シス=無能とされない認知&理解の発信
情シスでの仕事を調べるなかで、検索エンジンで「情シス」と調べると「情シス 無能」という言葉がサジェストで上位にあがってきます。
「未経験から情シスの仕事を検討していたけど無能とおもわれるのかな・・」
「情シスの仕事は無能とおもわれるのはやりがいないな~。。。」
などと感じられる方もいるとおもいます。
そうした方向けに自分の経験も含めて、情シス=無能とおもわれないための参考情報を紹介します。
情シスで働く経験からこうおもわれる要素もなんとなくわからなくはないです。
単純に「情シス 無能」と検索するのは どういったひとたちなのかも気になるところですが。。
情シス=無能と考えれられる理由
情シス=無能や不要論を考えるひとの多くは企業の業務部門の方だとおもいます。
機会があればなぜその検索をするのかも知りたいですが。
そう考えられる理由としては、
- 情シスの仕事が見えない・理解できない
- 情シスがコストセンターである
といったあたりかと考えられます。
これはある意味仕方のないことでもあります。
情シスを含むバックオフィス系の仕事はどうしても直接部門からは見えにくい業務が多くなります。
また専門性も高いことが多く、従業員の個人よりも企業全体に関わる仕事であることのほうが多いため、外からは何をしているのかがなかなか見えにくいのが実態のためです。
とくにある程度歴史のある企業などでは近年になり情シスが設置された企業なども多くなります。
また年次の高い方などは情シスなどほとんど関わりのなかったようなひともいます。
そうした今まで情シスと関わりのなかったひとは、情シスができてからも直接の関わりは少なくなにをしているのかわからないしいらないのでは?と感じられるかもしれません。
そして情報システムは積極的に利用しようとするとわりとコストのかかる投資でもあります。
なにをしているかイマイチわからないけど年間予算はそこそこな額を確保している。
高い金額を払ってサーバやSaaSっているの?とか、なんで情シスが外部に保守料金を払うの?とかいった考えがあったりします。
PCを買ったり、ヘルプでなんでも屋をしたりといったことしか認知していないひとからすると、なぜそんなに費用のかかることをするのかわからない。
直接お金を稼いでるわけでもないのにというように考えられる面もあるのかとおもいます。
情シス=無能と認識されないための発信
こうして考えると「情シス=無能」と考えられているのは、情シスの実態がみえていないことがひとつの理由かとおもいます。
もちろんなかには情シスの仕事を理解したうえで不要、無能と考えている方もいるかとおもいますが。
直接部門でない以上、情シスは企業でお金を使う側にまわっています。
お金を稼げるのであれば中身はそれほど重要視されないとおもいますが、使う側であればその中身を認知&理解してもらう努力は情シス側としても必要な面ではあります。
情シスがなんのためにお金を使うのか、どんなことをしているのか、全てを知ってもらう必要はありませんが、やはりある程度の実態はその他部門にも理解してもらわなければなりません。
ITに積極的な企業であれば経営陣はそれらを理解して投資をしているものですが。
そうでもなくとりあえず情シスが設置されているとった企業ではトップ層も含めてそれほど中身を理解されていないことも多いです。
情シスは関係者以外には仕事をそれほど見せずに進められることも多いです。
トップには説明して、あとは導入が決まってから全体にザックリ説明といった流れもあるケースです。
しかしそうなると中身を知らないひとからは、
いつもキーボードをカタカタ叩いているけどなにしているのか、
いつもザックリ説明されるけどなんでそれが必要なのか。
サッパリわからん、といったことになりかねません。
そうなると情シスの仕事って本当にいるのか?情シスはいなくでもお金は稼げるのでは?情シス=無能、不要といった考えがでるのかと。
これを防ぐため、それぞれの企業のかたちにもよりますが情シスの側としても認知&理解につなげるため、ある程度の発信を意識したほうがよいかとおもいます。
最初のうちは発信内容はなんでもよいとおもうのですが、企業内で使えるようなSNSなどを用いて簡単なことから発信するだけでも変わるのではないかと。
直接情シスの業務には関係ないことでも有益な情報からはじめて、社内の情報システムやより詳しい話などもまぜていくと、最初は理解できなかったひとにも浸透しやすいのかなとおもいます。
情シスとしての仕事は理解されなくてもできることは多いですし、結局はトップの判断に委ねることがほとんどです。
ぶっちゃけて言えば業務部門に情シス=無能と考えられていても、あまり支障はないことも多いです。
しかしいざ業務部門も関係するシステムの話や、連携してコトを進めるとき、なにかやりとりの発生するときは、やはり情シスに協力しようという姿勢をもってもらえているほうがお互いに助かります。
そのための投資の意味で情シスの理解を認知してもらう活動をしてもよいのでは。
情シス=無能とされない認知&理解の発信まとめ
情シス=無能とされない認知&理解の発信のまとめです。
- 情シスが無能と考えられる理由は情シスの仕事が見えない・理解できないことが理由
- 情シスはコストセンター&何をしているかわからないとみられることも多い
- 情シスの仕事の中身を認知&理解してもらう努力が必要
- 認知&理解のためには情シスからの発信をすること
- 情シスへの理解&協力姿勢は業務が円滑にすすむ
未経験からの情シス転職の参考情報はこちらでも紹介しています。