未経験からのひとり常駐という働きかたと得ること【IT業務のトレーニング】
IT未経験からSESで働くこと、ひとり常駐になることへの不安を感じる方がいるかもしれません。
「未経験からSESで働く場合、ひとり常駐になったら怖いな・・」
「未経験でひとり常駐でやっていけるのか心配だな~。。。」など。
そうした方向けに自分の経験も踏まえて、ひとり常駐で働くことへの参考情報を紹介します。
自分は数社でひとり常駐という形で働いた経験があります。
とてもよい働き方だったとはおもいませんが、そこで得られることもありますのでひとつの参考としてとらえてもらえたらとおもいます。
未経験からのひとり常駐
ここでは未経験からひとり常駐で働くことの参考情報を紹介します。
ひとり常駐で働く機会
未経験からのひとり常駐という働き方はわりと一般的です。
IT未経験から就職、転職したひとは最初からひとりで客先で働くことに不安を感じてしまうこともあるかもしれません。
しかしとくにSES業界ではめずらしいことではなく、未経験からでも少しのトレーニングなどでそうなることは多々あります。
そうした意味でひとり常駐がどうしてもイヤな場合にはそのことを確認しておいたほうがよいでしょう。
ひとり常駐における業務
未経験から働く場合は少しのトレーニングや多少の先輩指導のみで働くことになるため、当然最初のうちはきびしく感じることもあります。
未経験からではIT業務はわからないことだらけだとおもいます。
就職前に勉強していた量にもよりますが基本的にはわからないことがどんどん出てきて、インプットを繰り返していくという毎日になることが多いです。
わからないことが多かったり、インプットばかりで疲れたりといったことで、気乗りしなくなることもあるかもしれません。
またひとり常駐ではあまり周囲からのフォローもないと考えておいたほうがよいです。
とはいえ周囲も未経験からひとり常駐になっていることはわかっているので、周囲の目はそれほどきびしくないことも多いです。
もちろん案件や顧客先によって様々ですが、基本的に未経験で導入される案件=人月費(単価)の安いものになります。
顧客が求めるものが大きい場合には経験者をあてがうことになるため、未経験から入るということはそれでも十分対応できると考えられている案件になります。
未経験からのひとり常駐で得ること
上記のように未経験からで対応できる案件で取り組めるというのは、一種のトレーニング環境のようなものです。
ひとち常駐ということで助けの少ないなかですが、レベル的にはそれほど高度な要求はない状態で働くことは知識&スキルアップにつなげやすいと考えられます。
また軽めの案件になるとはいえ、顧客視点からするとひとり常駐するひとは会社の顔になります。
本当に困ったことがあればバックに相談したりといったこともできますが、基本的にはひとり常駐では自分の責任範囲でクローズすることが必要になります。
これもある意味でトレーニングになり、自社から多人数でプロジェクトに入っている場合などは未経験ではどうしても雑用ベースだったり、一部分しかさわらない業務だったりすることが多くなります。
困ったことがあればすぐに自社のにんげんが助けてくれることも多く、プレッシャーを感じて働くこともあまりありません。
それに対してひとり常駐では必然的に業務範囲が広めになることが多いので、ある程度の責任範囲のなかで働くことで、どう困りごとを解決するかという力がつくようになります。
ただしひとり常駐ではどうしても自社にひととの関わりは少ないです。
少ないというより基本的にはないと考えておいたほうがよいです。
そのためひとりで現場に入ることにさみしさを感じたり、プレッシャーに弱かったりするひとはあまり薦められません。
どちらかというとひとりでも淡々と業務をこなせたり、ひととの関わりは薄くても気にせず働けるといったひとのほうが適しているかとおもいます。
未経験からのひとり常駐という働きかたと得ることまとめ
未経験からのひとり常駐という働きかたと得ることのまとめです。
- IT業界、SESではひとり常駐は一般的
- ひとり常駐がイヤな場合は就職先の働き方を確認しておくこと
- 最初はわからないことが多く、インプットを繰り返すことになる
- 未経験にとってひとり常駐は一種のトレーニング環境のようなもの
- 淡々と業務をこなせたり、ひととの関わりは薄くても気にせず働けるといったひとは適している
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