IT未経験からみたITエンジニア≠プログラマの話【プログラミングの必要性】
IT未経験からITエンジニアとして働くことを検討しているが、そのためにはプログラマとしての勉強が必要と考えているひとの話を聞くことがあります。
「未経験からIT業界で働くならプログラマからはじまるのかな・・」
「IT未経験だからIT業界にはいるためプログラミングをやろうかな~。。。」など。
そうした方むけに必ずしもITエンジニア=プログラマではないという話の参考情報を紹介します。
ITエンジニアとプログラマ
ITエンジニアとプログラマはそもそも言葉の定義の範囲が違っているものになります。
まずITエンジニアは総称的な呼び方になります。
別記事でもあげましたが、ITエンジニアといわれる場合はITサービスにおける総合職の意味合いで使用されることが多いものです。
対してプログラマはITエンジニアのなかのひとつの職種です。
プログラミングを生業として働いているひとたちを指しています。
このあたりもIt企業で働くひとによって若干の受け取りの違いはあるかもしれませんが、大筋は変わらないとおもいます。
ITエンジニア=プログラマ の錯覚
しかしIT未経験、とくにITとまったく関わりのないようなひとからすると、ITエンジニアという人間は常にPCに向かってカタカタしているんでしょという見方をいまだにされることがあります。
(最近ではそうしたひとも減ってきているとおもいますが。)
上記の通り、ITエンジニアは総合職でIT系でしかも大きめの企業であれば、かなり広範囲の業務に渡っていることも多いです。
自分は中小企業でしか働いていませんが、それでも過去にITエンジニア(システムエンジニア)の肩書ですがプログラミングにまったく触れていないひとも大勢いました。
IT未経験の方がITエンジニアはプログラミングが必須と考えてしますのは一種の錯覚だとおもいます。
もちろんプログラミングを知っておくに越したことはありませんが、まったく知らなくても業務上で支障ないケースも多いです。
この錯覚がうまれるのはIT未経験による内情を知らないことと、Web情報などで調べるとITエンジニア=プログラミングの勉強が必要といった情報が多いことからだとおもいます。
またプログラミングの勉強は独学でもはじめやすく、未経験でもとっかかりとしやすいことからもプログラミングからはじめてみるかたちで紹介されるのが多いのかもしれません。
未経験からのIT業界キャリアから考えるススメ
未経験からIT業界で働きたいと考えるひとのすべてがプログラミングをやりたいと考えているわけではないとおもいます。
当然プログラマのような働き方をしたい、プログラミングに興味があるという方もいるとおもいます。
そうした方はプログラミングから勉強をはじめることは間違いありません。
しかしIT業界での仕事のためにまずはプログラミングが必要だと考えて、とりあえず手をつけるという勉強は必須ではない可能性があります。
未経験からIT業界で情報システム関連の仕事をしたいということであれば、ITエンジニアという観点で探すのは正しいです。
ただし自分がイメージするやりたい職種やキャリアにとって、プログラマ、プログラミング経験が必要なものかどうかは考えておくことをおすすめします。
エンジニアを名乗る以上ベースにプログラミングがないと話にならないといった意見もあるかもしれません。
しかし実態として現在社会的にはそのようにはなっていないという点からの話です。
また未経験からのIT業界はプログラマが採用されやすいといった傾向もあまりなく、採用人数が多い求人は総合職的採用のケースも多いです。
またITエンジニアとして働くうえで、ノーコード開発などもでてきていてプログラミング経験なしでもアプリ開発ができる状況も増えてきています。
IT未経験からみたITエンジニア≠プログラマの話まとめ
IT未経験からみたITエンジニア≠プログラマの話のまとめです。
- ITエンジニアはITサービスにおける総合職の意味合い
- プログラマはITエンジニアのなかのひとつの職種
- ITエンジニア(システムエンジニア)でプログラミングにまったく触れず働いているひとも大勢いる
- ITエンジニア=プログラミングの勉強が必要といった情報が多いがそうとは限らない
- イメージする職種やキャリアにプログラマ、プログラミング経験が必要かどうか考えるべき
未経験からのIT業界転職の参考情報はこちらでも紹介しています。