リモートワークにおけるファシリテーション重要性
リモートワークでの働きをしているとオンライン会議をする場面が多々ありますが、多人数での会議となるとやりにくさを感じることがあります。
リモートワークで対面でのコミュニケーションがなくなること自体はそれほど問題にはなっていませんが、やはり会議の形式はまだ対面のほうがやりやすい面があります。
自分の周りでは以前までのオフライン会議ではファシリテーションはそれほど重要視されていませんでした。
しかしやりにくさのあるオンライン会議ではファシリテーションが重要性をもつ場面が増えていると感じます。
リモートワークにおけるオンライン会議でのやりにくさ
これまでリモートワークでオンライン会議に参加していてやりにくさを感じる場面がいくつかあります。
とくに以前までのオフライン会議と異なるのが、
会議における発言機会の減少と会議進行の鈍さ
です。
どちらも多人数の会議ほどそうした場面が増えています。
会議における発言機会の減少
オンライン会議に参加する全員の発言機会がオフライン会議より減少しています。
対面では一瞬周囲を伺うくらいはあるものの自由に発言できる状態になっていることから、気づいたひとから発言するといった形も多くありました。
対してオンラインの場合はいざ自由発言をしてみると発言が被ることが非常に多くなります。
最近はそうしたことに対応するオンライン会議挙手機能などの搭載もありますが結局は順番待ちをする形には変わりないのが現状。
発言の被りや会議進行のわずわらしさを回避することから、結果的に全員が以前ほど自由に発言をすることがなくなっています。
会議進行の鈍さ
またしょうがない部分ですが、オンライン会議ではどうしてもオフライン会議より会議進行が鈍くなります。
オフライン会議ではサクサクと進んでいた会議でも、発言の回しや採択の確認などが必要になったり、場合によっては音声確認のやりとりなども入ります。
オンライン会議では「聞こえてますか~?」「見えていますか~?」といったやりとりも定番になってきています。
オンライン会議の慣れもあるとはおもいますが、会議全体の所要時間自体はそれほど変わらないものの会議進行のテンポが落ちることは多いです。
オンライン会議におけるファシリテーション
ファシリテーション自体はWikiでは以下のように定義されています。
ファシリテーション(英: facilitation)は、会議等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力のひとつ。
これまでのオフライン会議では会議によってはファシリテーターが存在することもありました。
ただ実際にはそれほど重要ではなく、アジェンダのある会議での簡単な進行や発言者の指名程度が多いのが現状でした。
しかしオンライン会議では上記のようなやりにくさを解消するために、ファシリテーションが重要になります。
ファシリテーターがうまく会議をリードしていくことで、オンライン会議でもスムーズな進行や参加者を活性化し話を整理することにつながります。
そもそもオフライン会議の形をそのままオンライン会議にすることを考えを改める必要もあるかもしれませんが。
自分が中心となる会議もあるため、そうしたなかではファシリテーションを意識して円滑なオンライン会議をできるようになれたらとおもいます。
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