未経験からIT業界就職での研修の重要性【効果的利用がおすすめ】
未経験からIT業界へ就職するときに、企業からの研修を気にするひとがいます。
自分が採用にたずさわっていたときも、未経験なんですが研修についていけるか不安といった方もいました。
「IT未経験だからIT研修のしっかりしたところがいいな・・」
「未経験だしIT研修にチカラをいれているところを狙いたいな~。。。」など。
そうした方むけに未経験からIT業界に就職するときの研修についての参考情報を紹介します。
以前自分の周りには。しっかりとした研修メニューが用意されているかの視点で企業を探しているひともいました。
IT系のスキルや知識、経験がないことから、研修でそのあたりをカバーしていきたいというおもいも背景にあるのかとおもいます。
しかし結論からいうと、企業側の用意してくれる研修自体における重要性はそれほど高くないと考えられます。
未経験からのIT業界における研修の中身
ここでは未経験からIT企業に就職した際の研修の中身を簡単に紹介します。
研修の有無
未経験者を採用して研修を受けさせてくれる企業は規模の大きい企業が多くなります。
たいていは研修時も変わらない給与が発生しますので、企業としては育成にパワーをかけられるだけのチカラが必要になるためです。
そのため研修を受けたいと考える場合には中規模以上の企業をねらうほうがよいとおもいます。
また研修の多くはスクール形式が多いため、企業としては一度に複数のひとに受けさせるほうが効率がよいです。
そのため研修がある場合には採用時の同期人数も多くなりやすいです。
同じ時期に多くのひとを採用して研修を受けさせることが多いため、新卒入社の時期や春秋の転職時期などの後に行われることが多いです。
研修種別
未経験からIT業界に就職するときに受けられる研修は大きく2つにわかれます。
ひとつは企業内部で研修を設けているものと、もうひとつは外部の研修先を利用するものです。
どちらがよいというのはあまりないとおもいますが、外部の研修先のほうがより丁寧な研修にはなることが多いかとおもいます。
しかし内製での研修のほうがよりその企業の内情や業務にあった中身にはなります。
研修内容
研修内容としてはたいていの企業で行われるのは
- IT基礎知識の研修
- 一般的なPCスキル研修
- プログラミング研修
といったところになるとおもいます。
いずれも基礎レベルの内容に限られるため、文系出身者や完全未経験でも真面目に取り組めば問題となることはないとおもいます。
またいずれも研修で勉強したから業務や現場ですぐに使えるということは少ないです。
どちらかというとベースの知識としての面が大きく、業務レベルの内容は結局現場にはいってから学ぶことがほとんどになります。
未経験からのIT業界就職における研修の重要性
冒頭で未経験からIT業界に就職して受けられる研修は重要性が高くないと書きました。
それは未経験者側からの視点です。
企業側としてはそもそも研修を受けられること自体が採用時のアピールにもなりますし、一律で学習させることで一定レベルに引き上げられるメリットなどもあります。
しかし未経験で入社したひとからすると、研修け受けられる内容というのはあくまで基礎レベルなことが多く、また業務には直結しないことがほとんどのためメリットとしてはあまりないと考えられます。
正直、研修での勉強をがんばろうと考えるくらいならば、事前に独学で勉強をしておくくらいでほぼカバーできる内容だとおもいます。
上であげたような研修内容であれば、独学で
くらいをやっておけば十分です。
未経験から受けられる研修に期待するよりは、さっさと独学でまずは手をつけてしまうことをおすすめします。
未経験からの基本情報技術者資格の勉強についてはこちらでも紹介しています。
未経験からのIT業界就職における研修の効果的利用
研修の重要性はうすいと考えていますが、まったく意味がないとはおもいません。
むしろせっかく企業側が研修を用意していくれるならば、それを効果的に利用することが一番です。
独学学習の補助として利用
上記の通り、研修の事前に独学で手をつけておくことをおすすめしていますが、実際の研修の場ではそうした独学学習の補助として利用することをおすすめします。
独学で学習する場合にはあまり深く考えずさっさと先に進んでいくやりかたでよいとおもいます。
なぜなら未経験から学習をはじめて、学習につまる部分を自分だけで理解するのは多少時間が必要になるためです。
そこで独学でつまった部分などを理解するために研修を利用しましょう。
そうすることで完全な0ベースから研修を受けるよりも、はるかに理解がすすむとおもいます。
また未経験のひとが基礎学習でつまる部分はたいてい同じところになります。
研修は複数人数となることが多いため、そうしたひとに自身が教えることなどでもより理解が深まります。
その他の勉強時間として利用
さらにこれが許されるかどうかは微妙なところかもしれませんが、そもそもの研修時間を利用してその他の勉強を進めてしまうことも効果的です。
自分が新卒ではいった企業の研修もそうでしたが、割と研修を設ける企業では経験者も含めて一律で受けさせることが多いです。
そのため学校で勉強していたひとや場合によっては第2新卒のひとなども入っていて、そうした研修内容が不要なひとの多くは独自に勉強をしていました。
研修中に独自で勉強することが認められるか否かもあるかもしれませんが、自分であればすでに学習済みで不要な研修と判断すればいずれにしろ独自の勉強時間に充てるとおもいます。
研修として給与をもらいながら勉強につかえる時間というのはかなり貴重なものなので、それをむだな勉強につかうのはもったいないです。
完全に未経験の場合でも少しだけ事前に独学で勉強をしておき、研修の時間ではより先のことぉ勉強する時間として活用すると効果的だとおもいます。
たとえば上であげたような、基本情報技術者資格やプログラミング言語のお試しなどをしておいて、研修時間には
- 応用・高度情報処理技術者資格やその他IT資格の勉強
- プログラミングの本格学習
などをすすめると未経験者のなかではかなり前にでれるとおもいます。
参考までに未経験者むけのIT資格の情報をこちらでも紹介しています。
未経験からIT業界就職での研修の重要性まとめ
未経験からIT業界就職での研修の重要性のまとめです。
- 未経験者にとって企業側の用意してくれる研修に未経験者の重要性はそれほど高くない
- 業務レベルの内容は現場にはいってから学ぶことがほとんど
- 研修に期待するよりは独学でまずは手をつけることをおすすめ
- 給与をもらいながら勉強につかえる時間は貴重なため、効果的に利用すること
未経験からのIT業界就職の参考情報はこちらでも紹介しています。