高度情報処理試験に必要な論文ネタレベル【高度さより書ききることを重視】
未経験や若手の方で高度情報処理試験の論文ネタの選び方で困っているひとはいるとおもいます。
「経験がなくて高度情報処理の論文につかえるネタがないよ・・」
「高度情報処理の参考論文にあるような論文ネタが作れないな~。。。」など。
論文系の高度情報処理技術者試験の勉強をはじめて、その進め方に苦労するのが午後2試験の論文です。
自分もそうでしたが、経験が少ない状態だとどうしてもネタになる業務経験がなく、まず勉強に手をつけられないことになりがちです。
特に工程として上流の資格区分にいくにつれて、そもそもネタを0から作る必要があることも多くなります。
そうしたときに参考書や過去試験の講評などをみていると、合格ラインを狙うためには論文ネタ自体が高いレベルのものでないと合格できないように感じられます。
しかし実際には高度な論文ネタを使うことで苦労しながら無理やり論文を書かなくても合格にはなります。
それほどレベルの高くない論文ネタで論文を書ききるほうが、結果的には効率的にも確率的にも合格につながるという参考情報を紹介します。
論文系高度情報処理技術者試験に求められるレベル
まず論文系の高度情報処理技術者試験で求められるレベルですが、公式には出ていませんが通例で6割のできでA評価合格といわれています。
そして参考書やWebなどの情報、自分の経験からも論文で重要となるのは、問題で求められるポイントをモレなく・誤りなく答えられているかという点です。
逆に論文ネタとする題材のレベルや内容については、あまり重要視されていない印象です。
もちろん論文ネタとする内容が問題で求められる点とかけ離れていては不合格になります。
しかしネタのレベルがそれほど高度でないからといって即不合格になるわけではありません。
自分の場合はITストラテジスト試験で勤務先を例にした内容で、中小企業での簡単なIoTを題材にしましたが、それでも合格できました。
実際の合格論文をみれる例が少なく、割と目にする論文例は高度なネタも多いので大したことがない論文ネタしか作れないと尻込みするかもしれません。
しかし実際は身近な例や実業務に関連するネタでも問題ありません。
内容がしっかり書けていれば想像しやすいネタでよくて、たとえば中小企業でのタブレットやスマホ導入の話などでも十分合格できるとおもいます。
未経験からの高度情報処理技術者試験の論文で書けるネタレベル
上記の通り高度情報処理技術者試験の論文だからといって、高度な論文ネタを用意する必要はありません。
未経験から勉強する場合は、どちらかというと論文自体が書きやすいネタとするほうがむしろ合格に近づくとおもいます。
無理に高尚なネタが必要とおもって、大企業の大規模システムなどを題材にすると、ボロがでないようにやデータや数字の裏付けで苦労したりもします。
おすすめなのはやはり実業務や目にしたことがある内容をネタとすることです。
論文にそのまま使えるストライクなネタがなくても、自分がよく知っている自社や顧客、プロジェクトなどを元にして、論文ネタに足りない点を想像で付け足すというほうが効率よく、間違いもありません。
基本的にはどんな企業でもいまやITが全く絡まない仕事というのはほとんどないので、いくらかの足りない内容を付け足せば十分論文ネタはつくれるとおもいます。
どうしても今までの経験では論文ネタとして準備するにはむずかしいのであれば、参考書の論文例などを利用します。
設問(ア)の回答や午後2試験の過去問題の内容で、読んだ瞬間にすぐに頭にイメージが湧くレベルのものをチョイスして論文ネタの元材料とするのがおすすめです。
未経験・若手むけ論文系高度情報処理技術者試験のネタレベルまとめ
未経験・若手むけ論文系高度情報処理技術者試験のネタレベルについてのまとめです。
- 未経験からの論文系高度情報処理技術者試験では経験が少ないとネタになる勉強に手をつけられない。ネタを0から作る必要があることも多い
- 論文ネタ自体が高いレベルのものでないと合格できないということはない
- 自分にとってわかりやすい身近な例や実業務に関連するネタでもよい。論文自体が書きやすいネタとするほうが合格に近づく
- 高尚なネタを選ぶと、ボロがでた数字の裏付けで苦労する
- 自分がよく知る題材を元にして論文ネタに足りない点を想像で付け足す
- なにも題材がない場合は参考の論文や問題から読んだ瞬間に頭にイメージが湧くレベルのものをチョイスする
未経験からの高度情報処理技術者試験の受験についての参考情報はこちらでも紹介しています。