退職タイミングを誤らないための空気を読まない大切さ3点【自己判断を優先すべき】
未経験や若手の方で転職のため退職を考えているが、仕事の都合から退職タイミングをはかりかねているといったひとがいます。
周囲にもお願いされていて今の仕事が一区切りするタイミングや、忙しいプロジェクトが落ち着くタイミングまでといった形で考えている方も目にすることがあります。
こうしたひとは普段の仕事上も周りの空気を読んで行動するタイプのひとが多い印象ですが、退職においては空気を読まないことも大切だということを紹介します。
「退職を申し出たけど上司からもう少しいて欲しいとお願いされてる・・」
「周りからは退職せずにがんばったほうがいいとすすめられてるんだよな~。。。」など。
退職の話をしたときに、周囲からいろいろな話で慰留をお願いされることは多いとおもいます。
仕事が忙しいタイミングや、周囲に迷惑を与えないタイミングでということで、退職のタイミングを考えるひとも割とよくある例です。
しかし実際には退職のタイミングについては自分の転職や働き方を優先すべきで、空気を読む必要はないという参考情報を紹介します。
若手時代に退職慰留された実体験例
まず空気を読んだことで退職のタイミングを誤った実体験を紹介します。
すべてのひとに当てはまる例ではありませんが参考までに。
自分の場合、はじめての転職を考えていた時期に仕事が忙しい時期と重なっていました。
そこで転職活動が思うようにできず、一旦落ちついてから転職活動を動こうと考えていました。
しかし当時の忙しかったプロジェクトは無事終えたものの、次のプロジェクトがすぐにはじまります。
結局仕事に追われるかたちになり、なかなか転職活動の時間はとれませんでした。
結局思っていたような転職活動はできないため、転職活動をすすめるため上司には退職を願い出ました。
そのときはプロジェクトの渦中で、上司からはプロジェクトの状況をみてプロジェクト完了までいてほしいと慰留されます。
また上司からはプロジェクト完了時には休みを与えるので、その時間をつかって転職活動してくれてよいという言葉もあり、それを受け入れました。
その後、一旦はプロジェクトに全力であたることにし無事完了までこぎつけました。
しかし結局はそれほどの期間を待たずに次のプロジェクトが決まっており、退職も慰留される状態でした。
結局、自分の場合はそこで見切りをつけて、別の担当者に引き継ぎのうえ退職させてもらうことにしました。
結果的には退職後に転職活動をするかたちになり、自分にとっての転職希望時期がずれたり、退職前に精神的肉体的に疲弊したりすることとなりました。
長々と書いてしまいましたが、ここで言いたいのは、会社で自分のことを本当に考えるひとはすくないということです。
会社では退職の申し出に対して、必要だからと慰留を求めたり、転職をすすめないと言うひとがいます。
しかしその多くは自分の負担や退職者を防ぐことを考えていることがほとんどです。
すべてのケースがそうだとはおもいませんが。。
会社に退職を申し出た時点でそのひとは退職者になるとおもったほうがよいです。
在職者と退職者になった時点で立場も考え方も異なりますので、在職者の言うことを鵜呑みにせずに考え、判断することをおすすめします。
空気を読まない大切さ3選
退職は自己判断を最優先すべきです。
業務においては空気を読むことも大切ですが、退職の場面においては自分の判断で退職のタイミングを決めることをおすすめします。
過去の経験も踏まえて、退職において空気を読まないことの大切さとして考えるべき3つの点を紹介します。
- 自分の今後への責任
- 職場に限定された価値
- 費やす自己資産
自分の今後への責任
自分の今後は自分自身にしか責任はとれません。
たとえ本心から自分のことを考えてのアドバイスなどでもそこに責任はないのが実情です。
退職の慰留において、場合によってはあなたがまだこの職場に必要とか、あなたが今後仕事を続けていくうえでやったほうがよいとかの意見をもらうことがあります。
自分の経験でもありますが、そうした意見にはなんの責任も伴っていません。
たとえそれらの意見で退職を延ばし、ハードワークで倒れても、結果的に転職で得られたはずの年収に追いつかなくても自己責任にしかならないです。
自身の今後を考えて、ひとの意見は参考までにとらえるようにし、自分の今後への責任をとれるのは自分だけであることを念頭におくことをおすすめします。
職場に限定された価値
空気を読んで退職を延ばす、または退職をやめるという判断もあります。
それにより自身が得られる価値もあるとおもいますが、それは本当に自分に価値があるものになっているか確認するべきです。
大変なプロジェクトへの参加のため会社に残り、プロジェクトは無事完遂。
周囲からは感謝の声をもらい、一定の評価もされ表彰された。
こうした仕事で退職せずに得られる価値もありますが、それらは今の職場に限定された価値であることも多いです。
結局転職をしたときにはそれらの価値はそれほど意味を成さないものになってしまいます。
退職せずに得られる価値は見合っているか、それらは今後の自分にどれだけ価値があるかを見極めることが必要です。
費やす自己資産
会社で働くことによる自分の資産への影響を考えることが重要です。
資産と書くとお金のことと考えがちですが、だれでも共通でもつ資産のひとつは時間になります。
たとえば退職慰留により空気を読んで業務が落ち着くまで今の会社で働くという選択をすることがあります。
こうした場合、少しの期間退職を先延ばしするだけと考えるかもしれません。
しかしその間に消費される時間は本当にそこに費やすべきかは必ず検討するべきです。
またお金の面でも転職により得られる年収やキャリアが先延ばしになることは、結果的に損をするかたちになります。
将来的に得る資産も含めて、空気を読んでの行動が自分の資産にとってどんな影響をもたらすかを考えることは重要です。
退職タイミングを誤らないための空気を読まない大切さ3点まとめ
退職タイミングを誤らないための空気を読まない大切さ3点についてのまとめです。
- 退職のタイミングは自分の転職や働き方を優先すべき
-
退職の申し出に対しての意見の多くは自身のことを考えられてのことではないケースも多い
-
退職を申し出た時点で自分は退職者になる。在職者と退職者になった時点で立場も考え方も異なる
- 退職においては空気を読まない大切さもある
- 自分の今後への責任。ひとの意見は参考まで、自分の今後への責任をとれるのは自分だけ
- 職場に限定された価値。退職せずに得られる価値は見合うか、今後の自分にどれだけ価値があるかを見極める
- 費やす自己資産。将来的に得る資産も含めて自分の資産にどんな影響をもたらすかを考える
未経験からのIT業界転職における退職についての参考情報はこちらでも紹介しています。