IT未経験から情報処理技術者資格の手のつけ方【やる気のでないひとはわずかな投資から】
未経験からIT業界への就職を考えたり、働きはじめていたりするひとで、情報処理技術者試験を受けることを考えるひとは多いです。
しかしなかなかやる気がでなかったり一歩目がでなかったりすることで悩んでいるひともいるとおもいます。
「未経験だし情報処理技術者試験の勉強をしようとおもうけどやる気がでないな・・」
「資格を勉強しろと言われるけど中々手がつかないんだよな~。。。」など。
そうした方向けに、情報処理技術者資格の勉強をはじめるための一歩目として、まずはわずかな投資からはじめるための参考情報を紹介します。
自分もそうでしたが、資格勉強は仕事と異なり自身でモチベーションをあげないといけないのがむずかしいところです。
一旦モチベーションがあがればキープするのは意外と簡単だったりもするのですが、最初のあげかたでつまづくことも多いので、参考例をお伝えします。
IT未経験者が情報処理技術者試験を勉強する気がでない原因
IT未経験者が情報処理技術者試験を勉強する気がでない原因は、大きく3つあるとおもいます。
- 情報処理技術者試験の中身・ゴールがみえない
- 試験勉強を強制されることがない
- 資格取得後のごほうび・メリットがない
このあたりが原因なことが多いかなとおもいます。(その他もあるかもしれませんが。)
このうち上2つについては自分の経験も重なります。
なんとなく情報処理技術者資格を取得したいとはおもう。
しかし未経験だと試験の内容が全然みえていない、
だれかに取得を強制されるわけでもない、
そのためモチベーションがでず結局勉強に手がつかないといった状態です。
これらを解消した方法を次に紹介しています。
なお3つめについては自分はあまり感じていませんでした。
とくに会社からの大きな報奨金などはありませんでしたが、情報処理技術者資格を取得すること自体へのメリットを自分なりに考えていたこともあります。
報奨金とかがもらえれば簡単にモチベーションにつながりそうだとおもいますが。。
こちらについては別の記事で参考情報を紹介していますのでよかったら参考にしてください。
IT未経験者におすすめの情報処理技術者資格の手のつけ方
IT未経験者におすすめする情報処理技術者資格の手のつけ方ですが、結論からいうと、
とりあえず本を買う
ということです。
なんだそんなことかとおもわれるひとも多いかもしれませんが、勉強のやる気につなげる一歩目としてはおすすめです。
とりあえず本を買うということ
とりあえず本を買うことで、情報処理技術者試験の中身をしることと、自分自身への半強制力とすることにつながります。
情報処理技術者試験の勉強にはそれほど高いモチベーションでなくてもよいとおもっています。
高いモチベーションは勉強量につながったりもしますが、それが落ちたときの反動も大きいです。
それよりは少しのモチベーションでキープし続けるほうがむりなく勉強をつづけられ、結果的に資格取得の可能性も大きくなります。
そのため最初の一歩としてちょっとのモチベーションをもたせることが大事になります。
とりあえず本を買うことで、そのちょっとのモチベーションアップをすることができます。
モチベーション0だとなかなかそれ自体も手が出にくいことはわかりますが、そこはランチの節約くらいでがんばりましょう。
本1冊くらいはそれほど高くもないですが、わずかな投資をすることがやる気につながります。
購入する本は試験区分に関係する簡単な参考書などなら何でもよいとおもいます。
ただ本の買い方としてはKindleなどの電子書籍をおすすめします。
勉強法のところなどでも紹介していますが、電子書籍のほうが本の持ち歩きなども苦労しないためとっかかりとして利用しやすいです。
参考までに自分が基本情報技術者、高度情報処理技術者を勉強したときのおすすめ本はこちらでも紹介しています。
本を買ってからの進め方
とりあえずの本を買ってからの進め方ですが、急に勉強を本格的にはじめようとおもってもむずかしいとおもいます。
まだモチベーションを無理やりすこし作っただけの段階で机に向かって勉強するのはあまり続かないので、まずは空き時間を使うことからはじめましょう。
それも知識を暗記したり、問題を解いたりしていくのではなく、基本的には流し読みレベルでよいとおもいます。
仕事中の通勤時間や昼休み、寝る前の少しの時間などをつかって、ペラペラページをめくっていく感じです。
考える時間や覚える時間はとらず、ちょっと理解できないところがあれば飛ばし読みといった感じですすめて問題ないです。
またどうしてもやる気がでずに読めないときは中断してもよいとおもいます。
本ので内容にもよりますが、未経験からだと流し読みレベルでもある程度の時間はかかるとおもいます。
ただ一度流し読みでも終えれば、完全な理解はできなくてもなんとなくの資格区分で求められる内容がみえてくるようになります。
もし途中でとまってどうしても進められないときや、大まかに内容を理解したうえでむずかしすぎると感じる場合には無理に受験する必要もありません。
流し読みのなかで少しづつ興味をもてそうだったり、勉強がつづけられそうと感じたら本格的に勉強態勢にはいっていきましょう。
とりあえずの本を買ってみる時期
上記のような進め方で試してみる場合には本の購入時期におすすめがあります。
それは情報処理技術者試験の4~5ヶ月前です。
そのため実質的には春試験と秋試験の実施時期からみて6月、12月ころをおすすめします。
情報処理技術者試験の勉強期間はひとによって異なるため一概にはいえませんが、個人的には3~4ヶ月前後で受験、合格する方が多いとおもいます。
自分の場合も未経験から情報処理技術者試験を受験するときは3~4ヶ月くらいの期間ですすめました。
上記の進め方にあげた試し読みをしてから、いけそうに感じたら勉強を開始する方法では、余裕をもって流し読みの期間をとるほうがよいとおもいます。
そのため本を買って、読んでみて、それから勉強にはいることを考えると、1ヶ月くらいは流し読み期間をつくるため、4~5ヶ月ころに本の購入をおすすめします。
IT未経験から情報処理技術者資格の手のつけ方まとめ
IT未経験から情報処理技術者資格の手のつけ方についてのまとめです。
資格試験の勉強でやる気をだすのは慣れないとなかなかむずかしいものです。
だれにも強制されず自主的に行うことが必要になるので、まずはわずかな投資をしてみて一歩目をだすというのをおすすめします。
- 未経験者が情報処理技術者試験のやる気がでない原因は中身・ゴールがみえないこと、勉強を強制されることがないことが多い
- おすすめの一歩目としてはとりあえず本を買うこと
-
わずかなモチベーションアップとわずかな投資がやる気につながる
- とりあえずの本は電子書籍がよい
- 情報処理技術者試験の4~5ヶ月くらい前から空き時間に流し読みしてみること
ちなみに強制的に勉強のモチベーションを強める方法としてはスクールや講座などもあるかもしれません。
それらが自身にあうのであればそれでもよいとおもいます。
しかしもともとモチベーションが少ないひとが高い費用をだすのはむずかしいですし、途中中断するリスクを考えるとあまりおすすめしません。
情報処理技術者資格の勉強方法自体としても、個人的にはまずは独学での勉強方法をおすすめしています。
未経験からの情報処理技術者試験の独学勉強についての参考情報はこちらでも紹介しています。